エピローグ第25話:あなたのキスを捜しましょう『THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI(スリー・ビルボード)』徹底解剖

  • 2019.02.26 Tuesday
  • 22:17

 

 

 

 

 

 

では2番へ行こう…

 

2番には、1番の比ではないくらいの秘密が隠されているんだ…

 

 

「てか1番って?」と思った人は、まず前回を読んでおいたほうがいいよ。

 

 

 

と、その前に…まずこれを話しておかなければ…

 

『あなたのキスを数えましょう』の1番の歌詞を再現した「ミルドレッドの回想シーン」が終わると、「ある景色」が意味有り気に映し出される。

 

スリー・ビルボード(三枚の広告看板)の一枚だ。

 

 

 

確かに「意味有り気」以外の何物でもなかったわ。

 

メッセージは、これやったな。

 

HOW COME

CHIEF WILLOUGHBY?

 

 

 

省略される前の形は「HOW DID IT COME, CHIEF WILLOUGBY ?」だから…

 

「どうしてそんなことが起きたのですか、ウィロビー署長?」だよね。

 

 

この「問いかけ」が映し出されたことにも、もしかして深い意味が…

 

まさか2番の冒頭の歌詞…

 

 

その通りだ。まずは聴いてみよう。

 

 

2番の歌詞はこんなフレーズで始まる…

 

髪の毛を束ねても

昨日とは違う顔で

何をして紛らわす?

孤独とか不安とか

 

 

またミルドレッドのこと?

 

 

確かにミルドレッドは髪の毛を束ねるけど「違う顔」にはなっていない。

 

どっからどう見てもフランシス・マクドーマンドだ…

 

 

当たり前やんけ。ただ髪型変えただけなんやさかい。

 

 

でもね、そうじゃない人物がいるんだよ…

 

2番『あなたのキスを捜しましょう』の主人公は…

 

「髪型を変えて紛らわそうとしても、明らかに違う顔になってしまってる人物」だ…

 

 

ヤ、ヤメロ…

 

 

何だそれ!?

 

 

ウィロビーの妻…アンね…

 


 

その通り。

 

あの看板の「問いかけ」の後に始まるのは、病院でのウィロビー夫妻のシーンだ。

 

そして、この時の妻アンは、それまでと明らかに違う顔だった。

 

髪の毛を束ねても、誤魔化しきれないほどにね…

 

彼女の登場シーンを順番に並べてみたので見比べてほしい。

 

 

 

これ…ぜんぶ同じ人…?

 

たった五週間の間でしょ…?

 

 

三人?それとも四人?とにかく最低二人はおるやろ…

 

なんじゃこりゃァ!

 

 

普通こんなことはしないよね。

 

出番が少ない脇役なのに、出て来る度に別人みたいなんだよ…

 

僕は最初「違う女性」なのかと思ったほどだ。

 

でも『あなたのキスを数えましょう』の2番のお陰で、その秘密に気付くことができた…

 

 

原因は…アンジェラね…

 

霊体である彼女が誰かの体に憑依すると、しばらくその人の顔つきが変わってしまう…

 

だからあの「問いかけ」だったんだわ…

 

 

「どうしてそんなことが起きたのですか、ウィロビー署長?」

 

 

 

そんなことウィロビー署長にわかるわけないじゃんか!

 

 

そんなことないよ。

 

ウィロビーは死ぬ直前、妻アンの「違和感」に気づいたんだ。

 

そして死んだ後には、それを確認した…

 

「アイダホから来た男」に憑依してね…

 

 

 

うひゃあ!ぜんぜん顔が違う!

 

 

アンジェラはウィロビーに殺された後、霊体となってほとんど毎日、妻アンの中に入りこんでいた。

 

「殺された恨み」よりも「一緒にいたいという思い」の方が強かったんだね…

 

たとえそれが、愛した相手の奥さんの体の中だったとしてもだ…

 

2番のこの歌詞から、それが導き出せる…

 

すごく好きだったよ

それだけは変わらない事実

Missin' you

 

 

そしてアンジェラが、ウィロビーの妻アンに憑依していた最大の目的は…

 

また「濃厚なキス」をすること…

 

 

そう…

 

アンジェラは、死の直前にウィロビーと交わした「濃厚なキス」をするチャンスを、ずっと捜していたんだよ…

 

だけどそのチャンスは、なかなか来なかった…

 

妻アンの中に入って、毎日そばにいたのにね…

 

そして念願の「濃厚なキス」の時が訪れるんだけど、それは悲しくも「最後のキス」になってしまうんだ…

 

 

だからウィロビー夫妻は何度も夫婦そろって登場するのに、キスシーンが最後まで無かったんだね…

 

人前で尻は撫でるのにキスをしないなんて、アメリカ人としてどう考えても不自然だ。

 

 

湖畔の野外プレイの時にしとるやろ。

 

 

その光景が描かれてない以上、してないと考えるしかない。

 

それにウィロビーは「騎乗位」だったことを念押ししてたから、してない可能性は十分あるよね。

 

さぞかしアンジェラはジリジリとしていたことだろう…

 

あの「濃厚なキス」を半年以上も「おあずけ」だったのだから…

 

 

・・・・・

 

 

これらはすべて、2番のサビの再現だったんだよ…

 

あなたのキスを捜しましょう

あんな近くに 触れたのに

出逢わなければよかったの?

Shinin' days when you were mine...

 

 

ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ…

 

ハア…ハア…ハア…

 

 

なんかすっごく苦しそう…

 

 

せやけど…

 

せっかくの念願のディープキスに「ゲロの臭い」っちゅうネタを絡ませるのは何の意味があったんや?

 

別に要らんやろ、ゲロネタは。

 

 

ちゃんと意味があるんだよ。

 

あれも「アンジェラ憑依」のヒントだったんだ。

 

 

ええっ!?ゲロがヒント!?

 

 

僕はあれを「アンジェラの3P」と呼んでいる。

 

 

ハァ!?なに言ってんだ!?

 

 

アンジェラのキーワードは「Pのつく臭い」なんだよ。

 

母ミルドレッドはアンジェラのことを「POT臭い」と表現した。

 

「POT」とは「大麻・マリファナ」のことだよね。本当は馬小屋の臭いだったんだけど。

 

そしてアンジェラが憑依したペネロープは「PEE臭い」と言われた。

 

動物園で働いてるから「動物のションベン臭い」と馬鹿にされていたんだよね。

 

そしてアンジェラが憑依していたアンは「PUKE臭い」だ。

 

もちろん「PUKE」とは「ゲロ」のこと。

 

 

これが「アンジェラの3P」ってわけ…

 

 

 

ズコっ!

 

 

ちなみにウィロビーは、あのキスで「違和感」を感じた。

 

気持ち悪くて寝ていたはずの妻アンが、いつの間にか口の中を消臭していたからだ。

 

おそらく、これまでのアンなら、そんなことはしなかったんだろう。

 

そして馬への「ファッキン」発言や「あなたの息子は最高」発言、さらには「ありがとパパ」発言で、確信をもった。

 

妻アンの中に「ずっとアンジェラが入っていた」ということに…

 

そして自殺を決意するんだよ…

 

 

ゲホッ…ゲホッ…ゲホッ…

 

オ…オ…オエッ…

 

 

うわー!ここで吐かないでよ!

 

 

そして『あなたのキスを数えましょう』の「キスを捜す」2番のサビが終わると、3番には行かず「第3のサビ」へと続く…

 

これもそのまま『スリー・ビルボード』で再現されているんだよ…

 

「第3のサビ」の主人公は「キスを忘れたい人物」だ…

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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