エピローグのプロローグ 『THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI(スリー・ビルボード)』徹底解説

  • 2019.01.12 Saturday
  • 13:35

 

 

 

 

 

おかえもん、どこ行っちゃったんだろ…

 

もう丸二日、何の連絡もない…

 

 

どっかで野垂れ死んどるんとちゃうか?

 

 

縁起でもないこと言わないでよ!

 

ただでさえ、ここ数日おかえもんは浮かない顔して溜息ばかりついていたんだから!

 

あの、日の本一の能天気男がだよ!

 

 

せやったら、拗ねてどこかの洞穴にでも籠っとるとか…

 

 

天岩戸のアメノウズメか!

 

 

 

ハロー、張りネズミさんたち!

 

今日も絶好の深読み日和ね。

 

 

ああ!花笠君!

 

おかえもんがまだ帰って来ないんだよ!

 

 

あら、そう。

 

 

お前は近所で一番の鬼女か!

 

ちょっとは心配くらいしてもええやろ!

 

 

大袈裟ね ( 微笑 )。

 

教官は「深読み名探偵」よ。二三日すがたを消したからって心配するほどのことかしら?

 

それに推理小説でも名探偵が姿を消した時って、クライマックスへの前フリみたいなものよね?

 

名探偵が次に姿を現す時には、全ての謎が解き明かされると相場は決まってるの。

 

 

確かにそうだけどさ…

 

 

は、花笠君、アレやってくれへんか?

 

あんたの特異技《深詠み》を…

 

それでオッサンの身に降りかかる未来を深読みしてくれや…

 

 

え?私が教官を深詠み?

 

 

それ名案!

 

もし死んでたら未来は無いから《深詠み》できないはずだもんね!

 

 

縁起でもないこと言うなボケ!

 

 

確かにやってみる価値はありそうね…

 

まさか教え子である私が教官を《深詠み》する日が来るなんて、想像したこともなかったけど…

 

 

お願いします!

 

花笠クリスティ様!

 

 

ガタガタ…ガタガタ…

 

 

早!もう始まった!

 

 

ガタガタガタガタガタガタガタガタ…

 

 

ああ!楽器楽器!

 

あちらのピアノをどうぞ!

 

 

ピタッ

 

 

 

 

WILL?

 

 

 

「署長は死んだけど、これも貼る?」とか縁起でもないスクショを貼らないでよ!

 

 

せやけど今回の《深詠み》はごっつ短いやんけ…

 

ええところで終わりくさってからに…

 

もっと聞かせろや!

 

 

そんなこと言われても( 困 )。

 

私の《深詠み》にはショートバージョンの時もあるの…

 

なぜそうなるのか詳しい事情はわからないんだけど…

 

 

まあせやけどオッサンが生きてることだけはわかったな。

 

 

ええ。

 

もうすぐ教官は「何か白いもの」に導かれて「蓮の池」に辿り着く…

 

そしてそこは、とても神々しい場所…

 

まさに「神宮」と呼ぶに相応しいような…

 

 

蓮の池?神宮?

 

宇佐神宮か?

 

 

 

もしくはUSAかも!

 

 

 

なんでやねん。

 

 

かーもん べいべー あめりか!

 

 

もうええわ!

 

ディクソンやミルドレッドみたいに手首痛めても知らんで!

 

 

 

でもなんで二人は同じ日に片手首を痛めたんだろうね?

 

しかも、それをどっちもアバクロンビー署長に指摘させるなんて、演出的になんか意味があるのかな?

 

 

知るかボケ!

 

今はそんな深読みなんかしとる場合か!

 

 

あなたたちは無邪気でいいわね。

 

この歌の秘密も知らないで…

 

 

秘密?

 

 

なぜラスト近くで「インベーダー」がアップで映し出されるのか、意味わかってる?

 

 

 

アメリカがインベーダーゲームを作ったからじゃないの?

 

 

ちゃう…

 

作ったのは日本企業のタイトーや…

 

アメリカには孫正義が持ち込んだ…

 

まだソフトバンクを立ち上げる前の留学時代に…

 

 

じゃあ何で?

 

 

それはここでは言えない…

 

ただ、「INVADER」とは「侵略者」という意味…

 

そして私もその片棒を担がされた…とだけ言っておくわ…

 

 

へ?

 

 

あの頃私は若かった…

 

世の中のことなんて何も知らず、ただひたすらに純粋過ぎたの…

 

「君の《深詠み》は世界平和実現に不可欠だ」なんて言葉を真に受けてしまって…

 

 

いったい何をしてたの?

 

花笠君はCHA(中央深読み局)で…

 

 

やめましょうね、私の話は…

 

ここで私がすべてを話してしまったら、読者に迷惑がかかるわ…

 

たまたまこのブログを読んでいただけなのに、アメリカへ入国する際に「ちょっと別室へ…」と連行されてしまったりしたら…

 

 

そんな大袈裟な…

 

それこそ深読みのし過ぎじゃないの…?

 

 

彼らの深読みの恐ろしさを侮ってはいけない。

 

 

マジかよ…

 

 

そんなことよりまずは教官の居場所を深読みしましょ…

 

さっき私が見た《深詠み》に、もっと手掛りが隠されてるはず…

 

 

おかえもん…

 

いったいどこで何をしてるんだろう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おかしいな…

 

 

もう何十時間も歩いているような気がするんだけど、この鬱蒼とした森からいっこうに抜け出せない…

 

 

諸事情から《深読み探偵おかえもん》であることに悩んだ僕は、旅に出ようと決意した…

 

 

そして旅立つ前に冥途の土産として、アップリンク渋谷で『スリー・ビルボード』を観たんだ…

 

 

それまではアマゾンビデオで買ったものをPC画面で見ていたから、最後くらい映画館のスクリーンで観ておこうと思ったわけで…

 

 

あれは実に感慨深い2時間だった…

 

 

なにせ映画館でゆっくり映画を観たのも15年ぶりのことだったしね…

 

 

だけどアップリンクを出たあとの僕の胸の中には、得も言われぬ違和感があった…

 

 

確かに僕の深読みでストーリーを追うと、すべてが丸く収まるように感じられる…

 

 

死んだアンジェラは、その存在を随所でアピールしていた…

 

 

でも僕の中では「何か」が引っ掛かっていた…

 

 

もしかして僕はとんでもなく重大なことを見落としてるんじゃないかと不安になってきたんだ…

 

 

そして僕はちょっと足を伸ばして神宮の杜でも散策しようと思った…

 

 

考えごとをするには、静寂の空気に包まれた場所が最適だから…

 

 

だけど、歩けども歩けども、どこにも辿り着けない…

 

 

まるで同じ場所をぐるぐると回ってるみたいなんだ…

 

 

もう何十時間も…ずっと…

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

おや?

 

こんなところに犬が…

 

全身真っ白で、まるで光り輝てるみたいだな…

 

なんて神々しい犬なんだろう…

 

ほら、いい子だからこっちへおいで…

 

 

 

 

ヒュ〜〜〜〜〜〜

 

 

 

ああ!待って!

 

ちょっと待ってくれよ!

 

いったいどこへ行くんだ!?

 

待ってくれったらーーーー…

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

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