「スカイラーク」前篇(SKYLARK)〜ジョニー・マーサー徹底解剖8

  • 2018.11.07 Wednesday
  • 09:49

 

 

 

 

 

わ〜い!深夜のファミレスだ〜い!

 

 

前回のラストで言うたけど、ホンマに来るとは思わんかったわ。

 

 

なんだか打ち合わせしてるみたいな気分だね。

 

うちらが編集者で、おかえもんがネームやアイデアに苦労してる作家。

 

 

何か言った?

 

ところで、ヨナタンでよかったかな?

 

 

ヨナタン言うな。ジョナサンや。

 

 

ごめんごめん。つい聖書風に読んでしまうクセが…

 

 

そういえばさ…

 

ジョナサンといえばカモメなのに、ジョナサンのロゴにはカモメのマークが入ってないんだね。

 

 

 

 

当たり前やろ。

 

ジョナサンは「すかいらーく」グループやで。

 

なんで会社名が「SKYLARK(ヒバリ)」なのに、関係あらへん鳥「かもめ」をロゴに入れるんや?

 

 

ひばり?美空?

 

 

 

これも「隠れゴスペルソング」だ。

 

1番の舞台はゲッセマネ。

 

「夜のグラス」とはイエスが祈りの中で言及した「運命の杯」のこと。そして「口づけ」とは「ユダの接吻」だね。

 

そして2番の舞台はゴルゴダの丘。

 

いきなり「丘の上のホテル」だもんね。そして「心の灯り」が消えると「小雨」が降る。人間としてのイエスが死んで雨が降ったことの引用だ。

 

3番は「復活の預言」について歌われる。だから残された女は「祈る」わけだ…

 

 

「美空ひばり」っちゅう芸名もアヤシイな。

 

ジョニー・マーサーの『SKYLARK』を意識した名前とちゃうんか?

 

 

かもね。

 

ちなみに「すかいらーく」だけど、これは創業の地が現在の西東京市「ひばりが丘団地」だったので、「ヒバリ」の英語名「skylark」から付けられたそうだ。


 

 

 

美声で歌いながら天高く舞い上がるヒバリの姿に、あやかったわけだね。

 

ヒバリは漢字で「雲雀」と書くほど、天高く舞い上がることで知られている。

 

「告天鳥」や「叫天子」とも呼ばれるんだ。

 

 

すかいらーくのヒバリは、体もデブだし、眠くてヤル気なさそうだし、あんまり天高く飛べそうにない感じだけどね(笑)

 

 

失礼なこと言うな、ボケ。

 

すかいらーくの株価もヒバリ同様に天高く上昇中やで。知らんけど。

 

 

ヒバリは春の繁殖期にオスが鳴きながら天高く舞う行動(揚げ雲雀)をとることから、古来より縁起物とされ、「春の代名詞」とされてきた。

 

和歌や俳句の世界でも「春の季語」だよね。

 

 

『うらうらに照れる春日に雲雀上がり心悲しも独りし思へば』

(大伴家持:万葉集)

 

『永き日を囀り足らぬひばりかな』

(松尾芭蕉)

 

などが有名だ。

 

 

そしてこれは日本だけではなく、西洋社会でも同じこと…

 

ヨーロッパでも古くからヒバリは「春の吉鳥」とされてきた。

 

イースターの季節、ヒバリが囀りながら天高く昇っていく姿は、十字架で死んで天の父のもとへ帰ったイエス・キリストに重ねられてきたんだ…

 

揚げ雲雀 by Alpsdake 

 

 

 

春の季語なのは知ってたけど、「ヒバリ=イエス・キリスト」説は初耳だぞ。

 

 

この絵を見てごらん…

 

スコットランドのバンド「SKYLARK」のアルバム『ALL OF IT』のジャケットなんだけど、ヒバリはイエスのイメージに重ねられているよね。

 

ヒバリが飛び立つ木の両脇の木は、イエスと共に十字架に架けられた二人の罪人の十字架…

 

その下にいる男女は、イエスの死を見届けた二人、最も愛された弟子ヨハネと母マリアのモチーフだ…

 

 

だから「すかいらーく」のヒバリは、半分閉じた虚ろな目をしているんだよ…

 

十字架の上で、意識が朦朧としながら最期の言葉を発したイエスをイメージしたものだから…

 

 

 

もうええ!オッサンのウンチクは腹いっぱいや!

 

ストップ!ひばりネタ!ダメぜったい!

 

 

 

呼んだ?

 

 

ひ、ひ、ひばりくん!?

 

 

あの…

 

いちいち僕の名前を叫ぶのやめてもらえませんか?

 

テーブルの呼出ボタン押してもらえば来ますんで…

 

注文まだでしたよね?

 

 

これはすっかり忘れてた。ドリンクバー3つでお願いします。

 

 

勝手に決めるな!パンケーキも付けろ!

 

 

仕方ない。どうぞ。

 

 

ドリンクバー3つとパンケーキ1つですね?

 

かしこまりました。

 

あと、くれぐれも次回の御注文の際は、呼出ボタンでお願いします…

 

 

 

 

・・・・・

 

 

あの店員さんカワイイね。ジョナサンに来て正解だった。

 

 

あほか!あれは男や!

 

 

ええ〜〜〜!?

 

 

君たち、声が大きいよ。他のお客さんに悪いじゃないか。

 

さて、各自ドリンクを取って来たら、今回の本題であるジョニー・マーサーの『SKYLARK(スカイラク)』の解説を始めるとしよう…

 

 

準備OKで〜す!

 

 

ではまず曲を聴いてもらおうか。

 

はい、イヤホンをどうぞ。では再生するよ…

 

歌ってくれるのは、タイのプラヤー・ウォラカン(Prayer Worakan)嬢だ…

 

 

 

色っぽくて、ちょっと切ない!

 

そして祈るように歌うのがいいね!名前が「Prayer」だけに!

 

 

でもやっぱりこの歌は男性が歌ったほうが様になるな…

 

うん、やっぱりこの歌は男性歌手に限る。

 

ということで、ルカ・マニング(Luca Manning)の熱唱をどうぞ…

 

 

 

おお!気持ち込めまくりやんけ、ルカだけに。

 

 

だけど何でこの歌は男のほうがいいの?

 

キレイなお姉さんのほうがいいに決まってると思うんだけど…

 

 

だってこの歌は、ジョニー・マーサーが「叶わぬ恋」を歌ったものだからね…

 

妻帯者である自分の手元には留めることの出来ない「ひばり」を大空へ…、というか他の男へリリースしなければならない切なさを歌ったものなんだ。

 

 

まさか…

 

大空へリリースした、叶わぬ恋の相手「ひばり」って…

 

 

あの…

 

いちいち僕の名前を呼ばないでくださいって言いましたよね?

 

田舎のキャバレーじゃないんだから、やめてもらえます?

 

 

ああ〜!ごめんなさい!

 

でもあなたのことじゃなくてヒバリの話なんです…ヒバリの…

 

 

だから「しばり、しばり」って僕の名前を連呼するの、やめてもらえますか?

 

 

し、しばり…?

 

「ひばり」でしょ?

 

 

だから「しばり」って言ってるじゃないですか。

 

 

もしや…

 

ちょっとお願いがあるのですが、「賞品」って言ってもらえます?

 

 

しょうしん?

 

 

ああ、やっぱり…

 

ひばりさん、あなた江戸っ子ですね。

 

 

神田の生まれよ!

 

おっと忘れてた…

 

ナウ・ゲッタ・チャ〜ンス!

 

只今キャンペーン中につき、パンケーキをご注文された方には、パンケーキ追加無料のチャンスが!

 

さあこのスクラッチカードをコインで削ってみて!何枚当たるかな?

 

 

は、はい…

 

 

あれ?0枚…?

 

 

残念!

 

じゃあまた何かあったら呼んでください。

 

その時は僕の名前を呼ぶのではなく、そこの呼出しボタンでね…

 

 

 

やれやれ。まったく紛らわしい店員だ。

 

 

お前がわけのわからん設定にして出したんだろ…

 

 

僕ね、子供の頃、樹木希林が演じる「かねたさん」のファンだったんだけど、伊東四朗が演じる「バーミヤン伊東」も大好きだったんだ。

 

 

それを言うならベンヤミン…

 

ちゃうちゃう、ベンジャミンや!

 

オッサンの癖が伝染してもうたわ。

 

 

 

電線だけにね(笑)

 

ちなみにこの電線音頭の歌詞は『マタイによる福音書』第10章の…

 

 

もう脱線しなくていい!

 

 

そう?

 

では本題に入ろう。

 

このシリーズの読者には説明は要らないと思うけど、この曲で歌われる「ひばり」とはジュディ・ガーランドのことだと言われている…

 

名曲『スカイラーク』とは、ジョニー・マーサーがジュディ・ガーランドへの想いを歌ったものだと言われているんだ…

 

最初に紹介した曲『I REMEMBER YOU』同様にね…

 

 

またかよ!

 

どんだけ未練があったんだ!?

 

 

だって当時のジュディ・ガーランドは『オズの魔法使い』の大ヒットでトップアイドルに登りつめていたんだよ。

 

しかも歌や踊りの才能も抜群に素晴らしかった。まさにカリスマ的な歌姫ってやつだ。

 

天才ソングライターのジョニー・マーサーが惚れ込む理由はいくらでもある。

 

でもジョニー・マーサーは妻帯者…

 

どんなに愛しても一緒にはなれない…

 

だから1941年7月のジュディ・ガーランドとデヴィッド・ローズの電撃結婚は、ジョニー・マーサーに計り知れない衝撃を与えた…

 

二人の結婚式で鳴らされた教会の鐘の音を聞いて『I REMEMBER YOU』を書いたというのは、以前話した通り…

 

だけどそれだけではジュディへの想いを断ち切ることは出来なかった…

 

そしてマーサ―は、誰にも言えない胸の内をすべて吐き出すため、愛の残り火を完全に消し去るために、『SKYLARK』を書く…

 

 

そんなヘビーな曲だったのか…

 

 

ジュディ・ガーランドは身長が151cmと、アメリカの白人女性としては小柄だった…

 

だから『オズの魔法使い』で17歳だったのにもかかわらず少女ドロシーを演じられたんだけどね…

 

だけどそんな小さな体で、誰もを魅了する圧倒的な歌声を持っていたわけだ…

 

ジョニー・マーサーにとって、まさに彼女は天に舞う雲雀だったんだね…

 

 

なるほど!

 

小っちゃくて歌が上手いカリスマは、洋の東西を問わず「ヒバリ」なんだな!

 

 

 

では歌詞を見ていこう…

 

と言いたいところだけど、ちょっと長くなっちゃったんで「次回に続く」にしようかな。

 

 

長いのは全部あんたの無駄話だ(笑)

 

 

無駄話とは失礼な。「伏線」と呼んでくれたまえ。

 

さて後篇が始まる前に、トイレとか行っといたほうがいいよ。

 

あと、ドリンクバーのお替りもね…

 

 

 

 

 

 

 

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